1, 2, 4個と増える群数列や、分数の群数列などの頻出問題です。
解答ページには解き方のヒントが表示されます。
「群数列」は、規則的に並んだ数を「組(群)」に区切って考える、中学受験算数でも指折りの難関単元です。 このページでは、聞かれている数の“住所”(何組目の、何番目)を突き止める基本の考え方から、分数・平方数・2の累乗といった応用パターンまで、順を追って解説します。
そもそも「群数列」とは?「住所」を特定するコツ
群数列は、数字の並びを(1), (1,2), (1,2,3)...のように「組(群)」に区切って考える問題です。 ポイントは、聞かれている数が「何組目の、何番目」にあたるかという“住所”を突き止めることです。
- 組までの合計個数を数えます。
1組目までの合計は1個、2組目までは1+2=3個、3組目までは3+3=6個、4組目までは6+4=10個。 - 10番目がどの組に入るか確認します。
4組目までで、ちょうど10個そろいます。つまり10番目は「4組目の最後」です。 - その組の中で、何番目かを求めます。
4組目までの合計10個-3組目までの合計6個=4番目。4組目は(1,2,3,4)なので、4番目は4です。
このように「組までの合計個数」を1組ずつ積み上げて数えるのが基本の考え方です。分数や平方数のパターンでも、まずはこの「住所を特定する」手順から始めてみてください。
群数列のパターン一覧
群数列には、組の個数の増え方や中身の規則によっていくつかの型があります。このドリルで扱う代表的なパターンを整理しました。
| パターン | 組の個数の増え方 | 具体例 |
|---|---|---|
| 基本形 | 1, 2, 3, 4… | (1), (1,2), (1,2,3), (1,2,3,4)… |
| 平方数型 | 1, 3, 5, 7… | (1), (2,3,4), (5,6,7,8,9)… |
| 2の累乗型 | 1, 2, 4, 8… | (1), (2,3), (4,5,6,7), (8,9,10…)… |
| 分数型 | 1, 2, 3, 4… | (11), (12, 21)… |
| 奇数型 | 1, 2, 3, 4… | (1), (3,5), (7,9,11), (13,15,17,19)… |
※「組の個数の増え方」が同じ型でも、並んでいる中身のルールが違います。表の「具体例」もあわせて見比べてみてください。
分数の群数列を詳しく解説
分数の群数列は、住所の特定に加えて「分子と分母の関係」を読み取る必要がある、応用度の高いパターンです。
- まず住所(何組目の何番目か)を特定します。
1組目までの合計1個、2組目までの合計3個、3組目までの合計6個、4組目までの合計10個。7番目は4組目までの中にあり、6個目までは3組目で埋まっているので、4組目の1番目にあたります。 - その組の「分子+分母」のルールを確認します。
k組目では、分子+分母=k+1になっています。4組目なら、分子+分母=5です。 - 組の中の位置から、分子・分母を求めます。
4組目の1番目は、分子が1、分母が5-1=4。よって答えは 14 です。
分数の群数列は、住所の特定さえできれば、あとは「分子+分母=組の番号+1」という単純なルールに当てはめるだけです。焦らず2ステップに分けて考えましょう。
よくある間違い
何年生で習う?レベル別の目安
以下はあくまで一般的な目安です。塾や教材によって、習う時期や呼び方には幅があります。
| レベル | 目安学年 | 出題傾向 |
|---|---|---|
| 基本形 | 5年生〜 | 数列の応用として登場する、群数列の入り口。 |
| 奇数型・分数型 | 5〜6年生〜 | 中身の規則性まで読み取る必要がある、標準〜応用パターン。 |
| 平方数型・2の累乗型 | 6年生・難関校対策 | 組の増え方自体に規則性がある、入試頻出の応用パターン。 |
保護者の方へ:家庭での教え方のコツ
群数列は、頭の中だけで処理しようとすると混乱しやすい単元です。「必ず紙に書き出す」ことを徹底させてあげてください。
- 表で整理する習慣をつける:「組の番号」「その組の個数」「その組までの合計」を表にして書き出すと、住所の特定ミスが大きく減ります。
- 基本形を完璧にしてから応用へ:平方数型や2の累乗型でつまずいたときは、まず基本形の「住所の特定」の手順に戻って確認させてください。応用はすべて基本形の変形にすぎません。
よくある質問(FAQ)
まとめ:群数列は「住所の特定」がすべて
群数列のあらゆるパターンは、「聞かれている数が、何組目の何番目にあたるか」という住所を特定することに集約されます。この手順さえ体に染み込ませれば、平方数型や2の累乗型のような一見複雑なパターンにも、落ち着いて対応できるようになります。
中学受験算数の特殊算を単元別にまとめたページも用意しています。「中学受験算数 特殊算まとめ」はこちらから、数列・規則性や図形数列など他の単元もあわせてチェックできます。
「群数列」ドリルの活用方法
このドリルでは、答えだけでなく「どのようにしてその数を見つけたか」の解説が表示されます。
【このドリルの活用方法】
- 群の情報を書き出す:問題を解くときは、必ず「第1群、第2群…」とノートに書き出し、それぞれの群の個数や規則性をメモする習慣をつけましょう。
- 解説でプロセスを確認:間違えてしまった場合は、「どの段階で計算がズレたのか(群の判定ミスか、番目の計算ミスか)」を確認してください。


