「◯年後に◯倍」「和と比」など、中学受験の頻出パターンをランダムに出題します。
解答ページには解き方のヒントも表示されます。
「年齢算」は、2人(または祖父母を含む複数の世代)の年齢の関係から、現在や過去・未来の年齢を求める特殊算です。 ポイントは、「2人の年齢の差は、何年たっても変わらない」というシンプルな性質を使いこなすことです。このページでは、基本の考え方から3つの出題パターンまで、順を追って解説します。
そもそも「年齢算」とは?年齢の差は変わらない
年齢算のすべての基本は、「2人の年齢差は、時間がたっても常に一定である」という当たり前だけれど見落としがちな性質にあります。 例えば、今、父が38歳、子が8歳なら、年齢の差は30歳です。10年後、父は48歳、子は18歳になりますが、差はやはり30歳のままです。この「差が変わらない」という一点が、年齢算のあらゆる問題を解く土台になります。
- まず、2人の年齢差を求めます。
34-6=28歳。この差は何年たっても変わりません。 - 「3倍になったとき」の子の年齢を考えます。
3倍になった瞬間、子の年齢を1とすると、母は3にあたります。差の28歳が、3-1=2にあたる部分です。 - 差÷(倍率-1)で、そのときの子の年齢を求めます。
28÷2=14歳。これが3倍になったときの子の年齢です。 - 今の年齢との差から、答えを求めます。
14-6=8年後。
検算すると、8年後の母は34+8=42歳、子は6+8=14歳で、42÷14=3倍になっており、確かに一致します。
3つの出題パターンを整理する
| パターン | 問われる内容 | 使う考え方 |
|---|---|---|
| 未来の倍率 | 何倍になるのは何年後か | 差÷(倍率-1)で、そのときの年齢を求める |
| 年齢の和比 | 現在の年齢の和と倍率から、年齢を求める | 和を「1+倍率」で割って、比の1に当る年齢を求める |
| 過去の倍率 | 何倍だったのは何年前か | 未来の倍率と同じ考え方を、時間を巻き戻して使う |
「年齢の和と比」パターンの解き方
- 孫の年齢を1とすると、祖父の年齢は8にあたります。
- 2人を合わせると、1+8=9にあたります。
- 和をこの9で割ります。
72÷9=8歳。これが孫の年齢です(祖父は64歳)。
このパターンは「差」ではなく「和」を使う点が、他の2パターンと異なります。「和」が出てきたら比の合計で割る、「差」が出てきたら比の差で割る、と整理して覚えておきましょう。
よくある間違い
何年生で習う?レベル別の目安
以下はあくまで一般的な目安です。塾や教材によって、習う時期や呼び方には幅があります。
| レベル | 目安学年 | 出題傾向 |
|---|---|---|
| 未来の倍率(基本) | 4,5年生 | 「差は変わらない」という性質に初めて触れる、年齢算の入り口。 |
| 年齢の和と比 | 5年生〜 | 「和」と「差」の使い分けが問われる、標準〜応用パターン。 |
| 過去の倍率 | 5,6年生 | 時間をさかのぼって考える、応用的な思考力が必要な段階。 |
保護者の方へ:家庭での教え方のコツ
年齢算は、家族の年齢という身近な題材だからこそ、実生活と結びつけて教えやすい単元です。
- 実際の家族の年齢で試してみる:「お父さんとあなたの年の差は今いくつ?10年後は?」と、実際の年齢で確認すると、「差は変わらない」という感覚が体感的に理解できます。
- 線分図で視覚化する:2本の線分(年齢)を並べて描き、差の部分に印をつけると、倍率と差の関係が見えやすくなります。
よくある質問(FAQ)
まとめ:年齢算は「差が変わらない」の一言に尽きる
年齢算のあらゆるパターンは、「2人の年齢差は変わらない」という一つの性質から出発しています。差を使うのか、和を使うのかを問題文から正しく読み取れれば、着実に得点源にできる単元です。
中学受験算数の特殊算を単元別にまとめたページも用意しています。「中学受験算数 特殊算まとめ」はこちらから、つるかめ算・旅人算・植木算など他の単元もあわせてチェックできます。


