【無料/印刷】仕事算・無限ドリル|中学受験算数の特殊算(解説付き)

中学受験に頻出の仕事算のドリルを何回でもプリントアウトする様子のイメージ 中学受験・高学年
仕事算・無限ドリル(中学受験・特殊算)

2人で行う仕事の日数、片方の日数を求める問題などをランダムに出題します。
解答ページには解き方のヒントも表示されます。

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「仕事算」は、1人(または複数人)で作業を終わらせるのにかかる日数から、全員で協力したときにかかる日数などを求める特殊算です。 ポイントは、仕事の全体量を「1」として考えることです。このページでは、この考え方の基本から、このドリルで扱う3つのパターンまで解説します。

そもそも「仕事算」とは?全体を「1」とする考え方

仕事算では、「ある仕事」の量そのものが数字で与えられません。そこで、仕事全体の量を「1」と決めてしまうのが最大のコツです。 1日にどれだけ仕事が進むかを「1日あたりの仕事量」として分数で表すと、日数の異なる人どうしの作業ペースを比べたり、合計したりできるようになります。

【例題】ある仕事を、A君は1人で6日、B君は1人で12日で終わらせます。2人で一緒に働くと、何日で終わりますか。
  1. 仕事全体を「1」とします。
  2. それぞれの1日あたりの仕事量を求めます。
    A君:1÷6=6分の1。B君:1÷12=12分の1。
  3. 2人合わせた1日あたりの仕事量を求めます。
    6分の1+12分の1=12分の2+12分の1=12分の3(=4分の1)。
  4. 全体の「1」を、この1日あたりの量で割ります。
    1÷4分の1=4日。

「1日あたりの仕事量を足し算する」という発想が、仕事算のあらゆる問題の土台になります。

3つのパターンを整理する

パターン問われる内容使う考え方
組み合わせ2人(または3人)で一緒に働くと何日かかるか1日あたりの仕事量を全員分足し合わせる
1人分を求める2人合わせた日数と、片方の日数から、もう片方の日数を求める合わせた仕事量から、分かっている方の仕事量を引く
残りの日数を求めるある日数だけ作業した後、残りを別の人(または一緒に)進めるすでに終わった仕事量を1から引き、残りにかかる日数を求める

「残りの日数」パターンを詳しく解説

【例題】ある仕事を、A君1人なら10日で終わります。A君が3日間働いた後、残りをB君1人(1人で15日かかる)が引き継ぎました。B君は何日働きましたか。
  1. A君が3日間で終わらせた仕事量を求めます。
    A君の1日あたりの仕事量は10分の1。3日間で、10分の1×3=10分の3。
  2. 残りの仕事量を求めます。
    1-10分の3=10分の7。
  3. 残りの仕事量を、B君の1日あたりの仕事量で割ります。
    B君の1日あたりの仕事量は15分の1。10分の7÷15分の1=10分の7×15=10.5日。

「すでに終わった分」と「残っている分」を、それぞれ「1」から引き算・足し算で整理する考え方は、仕事算の応用問題で繰り返し使われます。

よくある間違い

① 日数をそのまま足したり引いたりしてしまう
「6日と12日だから、2人だと9日」のように、日数を単純平均してしまうミスがよく見られます。仕事算では日数ではなく「1日あたりの仕事量」を足し合わせる必要があります。
② 全体を「1」とすることを忘れて、具体的な仕事量を探そうとしてしまう
問題文に具体的な仕事の中身(本のページ数など)が書かれていないため、混乱してしまうケースです。仕事全体は常に「1」で表せることを、最初に確認する習慣をつけましょう。
③ 分数の計算(通分・約分)でつまずく
仕事算は分数の計算が頻繁に登場するため、通分や約分でミスが起きやすくなります。仕事算の前に、分数の基本計算に慣れておくことも大切です。

何年生で習う?レベル別の目安

以下はあくまで一般的な目安です。塾や教材によって、習う時期や呼び方には幅があります。

レベル目安学年出題傾向
2人で協力する(基本)5年生〜「全体を1とする」考え方に初めて触れる、仕事算の入り口。
1人分の日数を求める5年生〜合わせた仕事量から、逆算して片方を求める標準パターン。
残りの日数を求める5,6年生〜「すでに終わった分」を考慮する、入試頻出の応用パターン。

保護者の方へ:家庭での教え方のコツ

仕事算は分数の扱いに慣れていないと、計算の途中でつまずきやすい単元です。「1日あたり、どれだけ進むか」を、毎回声に出して確認させることが理解の近道です。

  • 身近な作業に置き換える:「お手伝いの草むしりを1人でやると30分、2人だと何分?」のように、身近な作業で考えさせると、仕事算のイメージがつかみやすくなります。
  • 分数の基礎を並行して固める:仕事算でつまずく原因が、実は分数の通分・約分にあることも少なくありません。仕事算そのものより先に、分数計算の基礎を見直すのも有効です。

よくある質問(FAQ)

Q. なぜ、仕事全体を「1」とするのですか?
A. 問題文に具体的な仕事の中身や量が示されていないためです。全体を「1」という共通の基準にすることで、日数の異なる人どうしの作業ペースを、同じ土俵で比較・合計できるようになります。
Q. 分数の計算が苦手で、仕事算に進めません。
A. 焦らず、まず分数のたし算・ひき算・通分の基礎を固めることをおすすめします。仕事算の考え方自体は難しくないので、分数計算さえスムーズにできれば、スムーズに理解が進むことが多いです。
Q. 3人以上で働く問題にも、同じ考え方が使えますか?
A. はい、同じ考え方が使えます。人数が増えても、それぞれの1日あたりの仕事量をすべて足し合わせるという手順は変わりません。

まとめ:仕事算は「全体を1とする」がすべて

仕事算のあらゆるパターンは、「仕事全体を1として、1日あたりの仕事量を分数で表す」という一つの発想から出発しています。この考え方さえ身につけば、組み合わせ・逆算・残りの計算、どのパターンにも対応できるようになります。

中学受験算数の特殊算を単元別にまとめたページも用意しています。「中学受験算数 特殊算まとめ」はこちらから、つるかめ算・年齢算・食塩水など他の単元もあわせてチェックできます。

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